上げ底 push-up bottom 2005 6 21
あれは、私が少年の頃の話です。
学校の部活(課外活動)で、新人の勧誘に苦労したことがあります。
私は、剣道部に所属していましたが、
なかなか入部してくれる新入生が少なくて苦労したのです。
その当時も、部活をやると、
塾に通う時間がなくなって、受験勉強に不利になるという雰囲気だったのです。
そういう人たちは、社会人になっても、
結婚すると、経済的に不利になるとか、
子供を作ると、経済的に不利になると言っているのでしょう。
しかし、社会というものは、みんなで支え合って成り立っているのです。
そういう「上げ底のような人生」を送る人が増えると、社会は成り立たなくなります。
今でも思い出しますが、
どこの部も、入部してくれる新入生が少なくて苦労していました。
お陰で、私は、頭数が足りないという理由で、陸上部にも入部することになってしまいました。
運悪く、たまたま、偶然にも、調子がよくて、長距離走の成績がよかったからです。
こういう部活をやっていると、受験勉強に不利になったのか。
そんなことはありませんでした。
スポーツで鍛えた集中力が役立ち、難関校に合格できました。
社会人になっても、どんな苦境に立たされても、
スポーツで鍛えた体力と気力で、頑張ってきました。